研究内容
当研究室ではノア衛星画像を用い、画像処理の手法を使って北アジア地域(日本、中国、ロシアなど)の環境研究を行っています。
衛星画像による地球観測は観測飛行機などと比べて時間的、空間的、そして経済的に有利な方法であり、気象観測以外にも森林火災検出やエアロゾルの解析など、さまざまな解析を行うことができます。研究テーマは画像処理、データベース、そしてネットワークといった情報通信の多くの分野と関連しており、研究ではこれらの技術を駆使して地球環境の評価方法の確立を目指します。
研究に関する情報: https://researchmap.jp/read0211574
研究室紹介
研究室では過去から現在まで約20年分のノア衛星画像を蓄積しており、研修生はこれらのデータを自由に使って研究を行うことができます。研究は衛星画像に写り込む自然現象を対象とするため、例えば文字認識のような完全な正解というのは存在しません。得られた結果の妥当性を評価する方法自体も研究テーマとなります。
研修生はまず、輪講やプログラミング演習を通して画像処理ならびに衛星リモートセンシングに関する一般的な知識を学びます。次に、研修テーマを決め、ノア衛星画像を用いた画像処理アルゴリズムの開発ならびにその応用研究を行います。
毎日送られてくる衛星画像を使って宇宙から地球を眺めてみませんか?
河野 公一 教授
担当科目:情報工学入門、線形代数、アカデミックスキル、情報通信工学実験I、(大学院)衛星画像解析特論
学歴:東北大学、東北大学大学院
学位:博士(情報科学)(東北大学、2003年)
おもな職歴:東北大学 大学院情報科学研究科 助教
研究分野:衛星リモートセンシング、環境情報学
学生への一言
研究は世の中の未解決な問題を扱います。教科書に答えはありません。自ら考え、学ぶのが基本です。学生生活の中で自分が興味をもてるもの、面白いと思うものをぜひ見つけてください。
河野研究室ウェブサイト
研究室のウェブサイトで、より詳しい情報を公開しています。