研究内容
計算機の心臓部であるマイクロプロセッサについて研究します。 マイクロプロセッサは、人間が書き与えるプログラムに基づいて動作するハードウェアです。
電子回路技術やソフトウェア技術の進歩とともに、 マイクロプロセッサの利用分野がどんどん拡大してきています。 現在では、スーパーコンピュータなどの速く計算をしたい用途だけでなく、 低価格の組込みプロセッサ、携帯電話などで用いられる低電力プロセッサなど、 いろいろな条件を満たすものが求められるようになってきました。
本研究室では、これらのプロセッサに適した構成方式 (コンピュータアーキテクチャ)とソフトウェアについて研究をしています。
研究室紹介
マイクロプロセッサについて研究するには、ソフトウェア(プログラム)と ハードウェアの両方について、よく知っておく必要があります。 3年生で研究室に配属されると、ソフトウェアとハードウェアの復習を兼ねて、 実際のシステムを使った演習を行ないます。また、卒業研究では、 自分の考えを分かりやすく伝えるテクニックが必要になりますから、 文書の作成、プレゼンテーションの基礎を身に付けてもらいます。
4年生になってからは、コンピュータアーキテクチャ、メモリシステム、 組込システムなどのテーマに関する研究を各自で進めていきます。
鈴木 健一 教授
担当科目:計算機工学I、II、組込みシステム設計、情報通信工学実験I、II、(大学院)コンピュータアーキテクチャ特論
学歴:東北大学、東北大学大学院
学位:博士(情報科学)(東北大学、1997年)
おもな職歴:東北大学 大学院情報科学研究科 講師
研究分野:計算機科学
学生への一言
本研究室では、高性能なプロセッサや組み込み用のプロセッサについて、 ハードウェアとソフトウェアの両方向から研究を行ないます。計算機を使い込みたい人、 ハードウェアに興味がある人、ソフトウェアについて深く知りたい人、どれか 一つでも当てはまるなら、大歓迎です。