研究内容
自然界には電磁波の放射を伴う現象が数多く存在し(雷・太陽表面の爆発現象・惑星オーロラなど)、アンテナを用いてとらえることができます。これらの電磁波を観測することで、地上にいながら惑星周辺の電磁環境や太陽の状態を知ることができ、宙空災害の防止などにも広く役立てられています。本研究室では電磁波計測を通して、惑星で起こる諸現象や太陽が惑星環境に及ぼす影響の解明を目指しています。
研究に関する情報: https://researchmap.jp/hajimekita
研究室紹介
3年生で研究室に配属されたら、まずは小型のアンテナを用いた観測実習を行います。太陽から来る電磁波の観測を行い、回路制作・観測データ取得・データ解析までの基本的な手順を一通り学習します。4年生では複数のグループでテーマ毎に分かれて卒業研修を行います。研修生と相談の上、雷・太陽電波・惑星電波などをターゲットとして、アンテナ設計や観測したデータの解析を進めます。テーマによっては福島県にある東北大学の大型アンテナなども活用していきます。
北 元 講師
担当科目:物理学I、物理学II、情報通信工学実験I、(大学院)宇宙空間計測学特論
学歴: 東北大学、東北大学大学院
学位: 博士(理学)(東北大学 2015年)
おもな職歴: 日本学術振興会特別研究員(宇宙科学研究所)
研究分野:電磁波計測・惑星圏物理学
学生への一言
情報通信工学科で学んできた技術が自然科学の分野でも役に立っていることを実感してもらえればと思っています。興味があれば気軽に研究室に訪ねて来てください。