研究内容
日本における携帯電話の加入者数は日本の総人口を上回り、 一人で複数の携帯電話を持っている人も少なくありません。 また、IoTと呼ばれるセンサネットワークによりモノとインターネットが繋がる世界も実現しつつあります。 本研究室では、ZigBee無線機やマイコンボードなどのハードウェアを使いながら、 マルチセンシング情報を用いた位置推定など、移動無線通信とその応用技術に関する研究を行っています。
研究に関する情報: https://researchmap.jp/read0065507
研究室紹介
3年次には、C言語のトレーニングや基本的な無線伝送技術の計算機実験を行い、 無理なく卒業研究を行えるように、無線通信技術の基礎を理解してもらいます。 ところで、電波は見えませんから、ちょっと動かしただけなのに、 何で携帯電話のアンテナが1本になったり3本になったりするのか よくわからない方も多いのではないでしょうか。本研究室の卒業研修では、 ソフトウェアで制御可能なソフトウェア無線機、 マイコンボードによる無線伝送シミュレータ、 センサ付きZigBee無線機などのハードウェアで得られた信号を、 オシロスコープやスペクトラムアナライザを使って可視化して、 視覚的にも理解しながら研究を行っています。
工藤 栄亮 教授
担当科目:通信工学入門、論理回路、コンピュータ数値解析、通信システムII、情報通信工学実験III、(大学院)無線通信システム特論
学歴:東北大学、東北大学大学院
学位:博士(工学)(東北大学、2001年)
おもな職歴:NTT 未来ねっと研究所、東北大学 准教授、内閣府本府上席政策調査員
研究分野:無線通信工学
学生への一言
本研究室では、移動無線通信とその応用技術に関する研究を行っていますが、 単に知識を身につけることが目的ではありません。 基礎に立ち返って粘り強く考える能力、人と議論するコミュニケーション能力を 身につけていってほしいと思っています。