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授業中に実施したアンケートは以上ですが、
大学の教務システムのアンケートに自由記述がありました。
署名のあるコメントでもありましたので以下に掲載します。
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質問12:この授業で改善すべきだと思う点があれば書いて下さい。
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・アルゴリズムを「教える」のではなく、学生自身に考えさせ、「発見させる」方式にすべき。およそそれ以外の方法で知識獲得は不可能。教科書を読んだり、授業を聞いたりして「勉強」した気になっているのは鹿を指して馬となすという意味で馬鹿。私がこの授業で理解できたのは、方程式の根を求めるのにニュートン法以外に二分法という方法が存在するということのみ。(署名)
※ 以前は学生自身がやり方を発見するよう授業を組んでいましたが、
「答えがどうなるのかわかっていないと取り組む気がしない」タイプの学生が増えすぎ、
学生諸君の発見を待っていると何一つ習得できずに学期が終わってしまうことから、
現行のスタイルに変えました。
※ 前の世代が確立した解決方法を知ることで後の世代はさらにその先へ進むことができる
というのが工学教育の考え方と思います。
※ 作って動いて結果が出て終わり、ではなく、誤差や精度の評価に重点を置いて授業と演習を行いました。伝わらなかったようで残念です。
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質問13:その他、この授業や教員について意見、感想、要望などがあれば書いて下さい。
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・中川さんのプログラムを写してすんなりレポートが通った人より、自分でプログラムを書いてつまずいている人の方が優秀なのに、評価が逆転しているのも問題。採点は不要。プログラムを書ける人が陥りやすい罠 (double だと誤差が出にくいのであえて精度の悪い通常は使う必要のない教科書の中でしか見たことのない float を使う必要があるなど) を注意喚起すべし。(署名)
※ このコメントが書かれた時点ではまだ成績評価は行われていないので「評価が逆転している」と思った理由が謎です。
※ 自作はとても良いですが躓いたままでは優秀とは言い難いのでは?不十分な点がある場合に評価が下がるのは仕方ないです。
※ 現在1年生の教科書でfloat型を使用しているのに合わせています。本質的でないエラーで時間を浪費しないためです。
double型を使った場合も、桁数に応じた誤差の議論ができればOKです。
※ 何かがうまくいかなくて残念だったのですね。
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