部分積分 |
こんなとき使うのが部分積分。
掛け算の積分を攻めるには、まず、掛け算の微分から行きます。
A という関数と B という関数の掛け算 A B を微分すると
( A B )' = A' B + A B'
になります。これは出来る、知ってるっていう方が多いようです。
単にこの両辺を積分すると
∫ ( A B )' dτ
= ∫ A' B dτ
+ ∫ A B' dτ
になりますね。∫とdτ をつけただけです。
ここで、左辺は、微分して積分してるから元に戻っちゃいますよね。
よって
[ A B ]
= ∫ A' B dτ
+ ∫ A B' dτ
ここで右辺を見ると、 A' と B とか、A と B'とか、掛け算の微分になってます。
A と B の組み合わせによっては、
A B' の積分を計算するより、
A' B の積分を計算するほうが簡単なこともありますよね。
こんなとき、この式を使えば ∫ A B' dτ を ∫ A' B dτ で書き換えできますよね。
∫ A B' dτ
= [ A B ]
- ∫ A' B dτ
定積分のときも同じです。
∫0t A B' dτ
= [ A B ]0t
- ∫0t A' B dτ
この書き換え技を部分積分と呼んでおります。
高校2年で習います。
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∫ A B' dτ より
∫ A' B dτ の方が
簡単になるように
使うのがコツです。
逆に使うと
かえって難しく
なってしまい
意味が無い
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