1年生の専門科目

1年生 専門科目の概要

情報通信工学入門(必修科目)

情報は持っているだけでは役に立ちません。伝えることで大きな力となります。情報を遠くに伝えることに関わる学問が通信工学です。情報(信号)を遠くに伝えるときに使う「波」の取り扱いについて学ぶほか、情報工学の基礎となる二進数などについて学びます。

プログラミング入門(必修科目)

リナックスというオペレーティングシステムを使って、C言語プログラミングの基本を学びます。データの入力や出力、条件分岐や繰り返し処理、配列や文字の扱い方について、実際にプログラムを書きながら勉強していきます。

解析Ⅰ(必修科目)

情報通信工学の専門を学ぶために必要な、三角関数や指数関数、それらの合成関数の微分積分について学びます。公式を暗記するのではなく、なぜそうなるのか自力で導けるようにします。

情報リテラシーⅠ(必修科目)

工学分野では,コンピュータをコミュニケーションツールやプレゼンテーションツールとして使うことがあります。この科目では,大学生や社会人としてのンピュータの使い方,コミュニケーションツール,プレゼンテーションツールとしての使用について学びます。

ベクトルと行列(必修科目)

高校の数学Cで学ぶベクトルの内積・外積や中学・高校で学ぶ連立方程式をさらに発展させ、より複雑な計算ができるようになる科目です。特に「行列」という新しい考え方を使って、複数の方程式を効率よく解く方法を学びます。例えば、コンピュータグラフィックスにおいて物体やカメラを動かす際の計算や機械学習におけるモデルの表現などに用いられており、工学の様々な場面で道具として使われています。また、「行列式」や「固有値」という新しい概念も学び、より高度な問題を解けるようになることを目指します。解析(微積分)と並び、工学を学ぶ上で最も重要な数学科目です。

コンピュータネットワークⅠ(必修科目)

我々の生活の基盤となっているコンピュータネットワークの構築・運用・利用に必要な基本知識を学びます。インターネットの特徴や通信プロトコル群TCP/IPの基礎について、実習を交えながら学んでいきます。

電気回路入門(必修科目)

直流回路をテーマに、電気の基本原理と電圧や電流の計算方法を学びます。

アルゴリズムとデータ構造及び同演習(必修科目)

基本アルゴリズムとしてはファイル処理、線形探索、二分探索、基本選択法、基本交換法、クイックソート、文字列探索、リスト処理、グラフ処理などを取り上げ、データ構造としては配列、構造体、ハッシュ表、リスト構造、グラフ構造などを取り上げます。また、プログラミング技法として再帰呼び出し、ポインタ、動的メモリ確保などについて学びます。演習を通してプログラミング法を修得します。

解析Ⅱ及び同演習(必修科目)

情報通信工学を学ぶために必要な、三角関数や指数関数、それらの合成関数について、微分と積分が自由にできるように演習を行います。時間と場所のように2つ以上の原因によって変化する関数について、偏微分や重積分という新しい内容も勉強します。情報通信工学を学ぶのに十分な実力がつくよう、問題演習を数多く行い、応用例について触れます。

情報リテラシーⅡ(必修科目)

情報通信分野における研究者・技術者として、情報を使いこなすために必要な基本知識と基本技術について学びます。

数学基礎(必修科目)

専門科目学ぶ上で必要な数学の基礎を学びます。特に数式の計算およびグラフの作図について、高校数学の復習から演習問題を行い、それぞれの内容が専門科目にどのように活用されるか説明します。

物理基礎(必修科目)

最も基礎的な分野である力学について学びます。スムーズに「物理学I」に移行するための導入教育として、基礎的な内容から学びます。

物理学Ⅰ(必修科目)

最初に中心力の下での物体の周期運動、重力のポテンシャルについて学びます。続いて、質点系と剛体の運動を学習し、運動量、力のモーメント、角運動量の概念を学びます。自然現象を定量的に捉え、実践力、応用力を身につけるため、講義中に小テストや設問、演習も行います。


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