1年生の専門科目

1年生 専門必修科目の概要

情報リテラシーI

情報通信分野において必要な文書作成、計算技術、プレゼンテーション、情報公開に関して、コンピュータを用いて演習する。また、情報倫理や情報セキュリティの基本について学ぶ。

解析I

情報通信工学の専門を学ぶために必要な、三角関数や指数関数、それらの合成関数の微分積分について学ぶ。本講義ではまず変数が1つだけの関数の微分について、公式暗記ではなくなぜそうなるのかを自力で導出できるように学ぶ。

情報工学入門

コンピュータハードウェアを学ぶためには、コンピュータ上でのデータ表現やコンピュータを構成する5つの基本装置について理解する必要がある。本授業では、コンピュータハードウェアの構成装置とそれに関わる基礎理論について学ぶ。

情報通信の数学基礎

情報通信の専門科目の履修に必要な数学の基礎を講義する。特に数式の計算およびグラフの作図についてを対象とする。高校数学の復習から演習問題を中心として行い、各内容が専門科目でどのように活用されるかについて概説する。

情報通信の物理基礎

「情報通信の物理基礎」では物理学の最も基礎的な分野である力学について講義する。高等学校における「物理」の履修は前提とせず、スムーズに「物理学I」等の学習に移行するための導入教育と位置づけ、基礎的な事項から学習する。

線形代数

線形代数学は解析学と並んで理工学の多くの分野で用いられる数学である。本授業では、ベクトル及び行列に関する基本的内容を中心 に線形代数学の基礎を学ぶ。前半では、ベクトルと行列についてそれらの基本的な演算とその応用としての連立1次方程式の解法を習得する。後半では、行列式及び行列の固有値と固有ベクトルについて学ぶ。

通信工学入門

通信工学を支える技術を理解する上で、大学の授業で学ぶことがいかに役に立つのか、特に解析、線形代数、統計解析等の数学との関係について理解する。ところで、通信では情報を伝送するために波の性質を利用している。そこで、波の表現方法や性質について演習を通して理解を深める。

プログラミング入門

Iinuxオペレーティングシステムの基本操作とアプリケーションの操作法、およびコンパイル実行手順を修得し、順次処理、入出力処理、選択型処理、反復型処理、配列処理、文字処理のフローチャートとC言語によるプログラミングを学ぶ。さらに、演習課題のプロミング体験を通して理解をより深める。

情報リテラシーII

情報通信分野における研究者・技術者として、情報を使いこなすために必要な基本知識と基本技術について概観する。授業中にグループワークを行い、配布した用紙に結果等を記入して報告する。

コンピュータネットワークI

我々の生活の基盤となっているコンピュータネットワークの構築・運用・利用に必要な基本知識を学ぶ。主にインターネットの特徴や通信プロトコル群TCP/IPの基礎について適宜実習を交えながら学習する。

計算機工学I

コンピュータのハードウェアとソフトウェアの基本について学ぶ。ハードウェアに関しては、コンピュータを始めとするディジタル回路とその主要な設計手法である同期 路設計の基礎と、コンピュータの基本構成とマイクロプロセッサの仕組みについて理解する。ソフトウェアに関しては、プロセス管理とメモリ管理の基礎について理解する。

電気回路入門

電気信号の処理や送受信を行う情報通信技術を学ぶためには、その基礎となる電圧・電流の性質やそれに関連する定義や法則を知り、回路解析手法を理解しておく必要がある。本講義では、電気系専門科目を学んでいく上で必要となる電気の基礎と直流回路解析について講義する。

物理学I

最初に中心力の下での物体の周期運動、重力のポテンシャルについて学ぶ。続いて、質点系と剛体の運動を学習し、運動量、力のモーメント、角運動量の概念を学ぶ。自然現象を定量的に捉え、また実践力、応用力が身につくように、講義中に適宜小テストや設問、演習をまぜた授業内容とする。

論理回路

2進数等の数系、各種符号、ブール代数等について学び、論理回路図を作成するために必要な論理回路記号、真理値表から論理式を求める方法について学ぶ。さらに、基本的な論理回路である、演算回路等の組合せ論理回路、各種フリップフロップ回路、カウンタ回路やレジスタ回路等の順序論理回路についても学ぶ。

アルゴリズムとデータ構造及び同演習

基本アルゴリズムとデータ構造を学び、演習を通してそのプログラミング法を修得する。基本アルゴリズムとしてはファイル処理、線形探索、二分探索、基本選択法、基本交換法、クイックソート、文字列探索、リスト処理、グラフ処理などを取り上げ、データ構造としては配列、構造体、ハッシュ表、リスト構造、グラフ構造などを取り上げる。また、プログラミング技法として再帰呼び出し、ポインタ、動的メモリ確保などについて学ぶ。

解析II及び同演習

情報通信工学の専門を学ぶために必要な、三角関数や指数関数、それらの合成関数について、微分と積分が自由にできるように演習を行う。本講義では微分の応用と、積分について学ぶ。情報通信工学を学ぶのに十分な実力がつくよう、問題演習を数多く行い、応用例について触れる。

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