ラプラス変換を 使わない解き方:
  
		はじめに斉次式を解く | 
            
 y ' +2 y = e-t , 
   ただし y(0) = 3
  
 
さいしょに、わざと 右辺の e-t をなくしてyだけにした式 
 y ' +2 y = 0 
を解きます。
 
 ( y'= -2y と書けば 一斉にyの1次だから、これを斉次式と呼びます) 
 
両辺に -2y 足して 
y ' =-2 y  
y ' を dy/dt と直して、
y と dy を左辺に、dt を右辺に集めて、 
(1/y) dy = -2 dt  
左辺は y で、右辺は t で、それぞれ積分すればいいですよね。 
log e  | y | = -2t + c 
対数を戻すと 
 | y | = exp(  -2t + c ) 
exp(  -2t + c )っていうのは
 e (  -2t + c )ってことです。 
  y = + -  e -2t e c  
ここで c は任意定数なので
 e c  は任意の正の定数、 
+ - がつくから
+ -  e c は任意の定数、 
なのでこれを別の任意定数 C と置きなおすと 
 y = C e -2t
 
これが y ' +2 y = 0 の解です。 
 
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右辺をなくすのではなく 
y 以外のものをなくす 
のがポイント
  
yやy' の1次しか 
出てこないから 
この微分方程式は「線形」
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