東北工業大学 情報通信工学科 中川研究室


太陽風 


太陽の大気であるコロナには、太陽にむかって引っぱる重力と、
太陽から遠ざかる方へ押しやろうとする圧力が働いています。
コロナに働く重力と圧力


重力が圧力よりも強いと、
コロナは太陽から飛び出していくことはできません。
(地球の大気と同じ状態)

重力が圧力よりも弱すぎると、
ガスの塊である太陽は、真空の宇宙に飛び散ってしまい、
星になりません。

太陽からコロナが吹き出すのは、
重力と圧力が絶妙なバランスになっているためといえます。

コロナは重力に拘束されているんだけれども、
いったん外に出れば出るほど重力が弱まって自由になってゆく、
という状態です。
遠くに行けば行くほど、親の星の引力は弱まる一方、
世界は広くなるのですものね。

(なんだか親元を離れてゆく若者のようだと思いませんか)

宇宙空間を吹く風 --太陽風-- へもどる

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