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	問題を解くときに良く使うラプラス変換結果。
  	表にしておくと便利だよね。
  
	
  
	関数そのまま 変換
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	関数にebtかけてから 変換
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	 ( 1 )  = 
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	 ( ebt ) =
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	(ただしs>0のとき)
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	(ただしs>bのとき)
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	 ( t )  = 
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	 ( ebtt )  = 
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	(ただしs>0のとき)
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	(ただしs>bのとき)
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	 ( sin( at ) )   = 
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	 ( ebtsin( at ))   = 
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	(ただしs>0のとき)
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	(ただしs>bのとき)
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	 ( cos( at ) )   = 
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	 ( ebtcos( at ))   = 
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	(ただしs>0のとき)
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	(ただしs>bのとき)
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	| 移動法則 | 
	
右側の欄は、左側の欄のsのところをs-bで置き換えただけの形になってますね。
 
 ( cos( at ) )  などは、
sが2か所に出てきますが、両方s-bで置き換えてあります。
 
これをラプラス変換の移動法則といいます。
  
定義を考えれば当たり前のことで、
 
	
 
	 
	 ( f(t) )  
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= ∫o∞ e-st f(t) dt
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	 ( ebtf(t) )  
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= ∫o∞ e-st ebtf(t) dt
 
= ∫o∞ e-( s- b) t  f(t) dt
 
左欄のsのかわりにs-bが入った形
  
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これを知っていると応用の幅が広がります。
  
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	デルタ関数と 単位関数 | 
	
デルタ関数δ(t)にもいろいろありますが、 
t=0のとき∞でそれ以外は0、だけど-∞から ∞まで積分すると面積が1、 
という関数を、ディラックのデルタ関数δ(t)、または衝撃関数、または 
インパルス関数、または単位インパルスなどと呼んでいます。 
式で書くと
- 
δ(t)= ∞ (t=0のとき) 
 
δ(t)= 0 (t≠0のとき) 
そして 
∫-∞+∞δ(t) dt = 1
  
このデルタ関数δ(t)のラプラス変換は重要
	
 
	 
	 ( δ(t) )  = 1 
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もう一つ。
	 
	 
t=0にスイッチオンして、値が0 (off) から1 (on) に変わるような関数を 
ヘビサイドの単位関数 U(t) などと呼んでいます。 
U(t) 
 t 
式で書くと
- 
U(t)=  0 (t<0のとき) 
 
U(t)= 1/2 (t= 0のとき)  
U(t)=  1 (t>0のとき) 
  
この単位関数U(t)のラプラス変換も重要
	
  
	
	 ( U(t) )  = 
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	(ただしs>0のとき) | 
   
	 
あれっ1のラプラス変換 ( 1 ) と同じじゃない? 
ラプラス変換の積分範囲はt>0だから、結局、1のラプラス変換と同じになります。
	 
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