*** 1次近似を味わう ***

テイラー展開の式を(x-a)の1次の式までで打ち切って
f(x) 〜 c0 + c1(x-a)  」 + c2(x-a)2 + c3(x-a)3 + ...
      (ここで打ち切り)
c0 = f(a) と c1 = f'(a) を代入すれば

f(x) 〜 f(a) + f'(a)(x-a)
となるね。
これが1次近似。 直線で近似しています。(c0-c1aがy切片、c1が傾き。)
だから線形近似とも言います。

この式すこし味わっておきましょう。
f(x) 〜 f(a) + f'(a)(x-a)
x が a に近いから、f(x) も大体 〜f(a) なんですが、
後ろに、a からのずれ(x-a)に比例した補正項がついています。
比例係数は、x 〜 a における関数の増加率(Δf/Δx )→ f'(a) となっています。
なるほどもっともらしいです。



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