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解析 I (6回目)三角比から三角関数

三角比から底面、高さを求める

ここまでは、斜辺、底辺、高さから
サインやコサインの値を求めてきましたが、

\begin{align} \sin{\theta }= \frac{高さ}{斜辺} , \quad \cos{\theta }= \frac{底辺}{斜辺} , \quad \end{align} サインの式やコサインの式の両辺に「斜辺」をかければ \begin{align} {斜辺}\sin{\theta }= {高さ}, \quad {斜辺} \cos{\theta }= {底辺} \end{align} と変形できるので、斜辺とサインやコサインの値がわかれば、逆に
未知の「高さ」や「底辺の長さ」を知ることもできます。

例題:下図で斜辺の長さが $r$ のとき、底辺と高さを求めよ


底辺がでてくるのはcosの式
\begin{align} \cos{\theta }= \frac{底辺}{ r } \quad \quad \end{align} 両辺に $r$ をかけて \begin{align} r \cos{\theta }= {底辺} \end{align} 左右入れ替えて    底辺$= r \cos{\theta }$

高さがでてくるのはsinの式
\begin{align} \sin{\theta }= \frac{高さ}{ r } \quad \quad \end{align} 両辺に $r$ をかけて \begin{align} r \sin{\theta }= {高さ} \end{align} 左右入れ替えて    高さ$= r \sin{\theta }$
かんたんだね!

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